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夢中夢【白黒の夢】突き落とされ、落ち続ける夢の意味

「それは白黒の夢でした。
大地に、とほうもなく深い穴が開いていて、その縁から穴を見下ろしている、という夢です。
穴の大きさはわかりませんが、相当大きいようです。
地獄まで続いているかのような真っ暗な穴でした。
まわりには誰もいません。
何もない世界です。
白黒で、大きな穴と私しかいない世界。
私は穴の縁に立ち、穴の底はどうなっているのだろうと覗き込んでいます。
すると突然、背中を突かれて落とされるのです。
ひゅーっと、落ちてゆく感覚に襲われます。
「死ぬ、死ぬ、死ぬ。」
私はそう叫びながら、長いあいだかかって落ちていきます。

気がつくとこんどは真白い世界にいました。
そこもやっぱり何もない世界で、ただ大きな穴だけがあいていました。
私は穴の縁で目をさましたようです。
立ち上がりながら
「ああ怖かった」
と呟きます。
すると、すぐそばに知らない男の人が立っていることに気づきました。
男の人は
「そうか怖かったか」
と言いながら、私を穴に突き落としました。

また、ひゅーっと落ちていく感覚。
再び目を覚ますと自分の部屋でした。
「やっと帰って来た」
と思いました。
ベッドのそばには母が座っていました。
「あのね、怖い夢をみてね」
と私は母に報告します。
深い穴に突き落とされたこと、目が覚めて助かったと思ったら、それもまた夢で、もう一度穴に落とされたこと。
「あんなに怖い夢はもう見たくないよ」
しかし母は返事をしません。
凍ったように無表情です。
まるで人形のように動かず、目もうつろです。
息をしているのかと疑いました。
これは本当に母なのだろうか?

そこで私は気づくのです。
今いる世界がモノトーンで、なんの色もないことに。
まだ夢の中なのだと気がついたとき、三度、突き落とされました。
今度は落ちて行く感覚が長く長く続きました。

私は自分の悲鳴で目を覚ましました。
今度こそ自分のベッドでしたが、現実なのか夢なのか見分けがつかず、怖くて怖くて震えていました。
汗びっしょりでした。
まだ夜明け前でしたが、もう一度眠るのが怖かったので、テレビをつけてずっと起きていました。
今でもときどき、夢から出られなくなったらどうしよう、と考えることがあります。」


この夢は夢分析をする上であまりに示唆に富んだ面白い夢です(夢を見た方にとっては災難だったでしょうが)。

ちなみに白黒の夢というのは結構多くの人が見るようですが、調べてみた限りは相当曖昧な話しか出てきませんでした。

右脳だとか左脳だとか、物事を論理的に考える人は見やすいのが白黒の夢、だとかでてきますが、どれも曖昧すぎるし、右脳だとか左脳だとかいうのは、象徴としての夢の表現としてはかなりいい加減な分析ではないでしょうか?

さらに母親がこの夢に登場すしているのも面白い点です。

注目すべきなのは、三度目に穴に落とされるときに、誰に落とされたのかが書かれていないことです。

わたしは思わず、話の流れから「母親に突き落とされた」というふうに一瞬思ってしまいましたが、「母親に」とは名言されていないのです。

これは面白いですね。

夢を見た方は、自分が母親に突き落とされたという事実を認めたくないがためにボカしたのか?それとも実際には別の人に突き落とされたのか?

このあたりは夢を見た方に直接聞いてみないとわかりませんね。

仮に母親によって突き落とされたのだとしたら、この夢は相当に深刻な夢ということになります。

現実での夢見者の人は、母親によって人生のどん底に突き落とされるような経験をしたのか、あるいは現状を放置していたら、実際に母親によって同じ目に合わされてしまうか、それを警告する夢なのかもしれませんね。

夢というのは無意識からのメッセージです。

無意識は、我々が現実の生活で受け入れたくないこともしっかりと把握していることがあります。

母親との関係が良くなく、このままでは母親によって人生が転落させられかねないことを無意識は気がついているのかもしれません。

それでこのような夢を見たのかもしれませんね。

しかし、夢を見た方は、やはり母親によって突き落とされたというようなことは怖いことですから、最後に誰によって突き落とされたのか、記憶を曖昧にしてしまったのかもしれません。

これも無意識の配慮というものです。

さて、この夢にはもうひとつの側面として、「夢中夢」つまり夢の中で夢を見ている夢となっていますね。

これはこの夢を読み解く上で重要な要素です。

夢中夢については専用のページを用意してありますのでそちらも参考にしてください。

夢中夢というのは、無意識が夢を見る人に送るメッセージがあまりに衝撃的であるために、夢見者が受け入れたくない現実をよりショックの少ない形で届けるために用いられることの多い夢です。

なんとか夢見手の人がショックに耐えらえるような形で優しくオブラートに包み込んで届けてくれるわけですね。

この夢は三重の夢になっています。

ということは、無意識が夢見手の人に伝えたかったメッセージというのはあまりに深刻な内容なのかもしれません。

それくらい、あまりにショッキングな内容であるために、無意識は夢中夢という形でメッセージを送ってきたのかもしれませんね。

そう考えると、やはり最後に突き落とした相手というのは、やはり母親だったのかもしれません。

これは警告の夢なのでしょうか。

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